宝塚市の70代夫婦、約254億円を寄付
寄付の概要
兵庫県宝塚市は、市内在住の元会社役員である岡本光一さん(77)と妻の明美さん(75)から、約254億円の寄付を受けました。この寄付金は、宝塚市立病院の建て替え資金として約250億円、医療機器の購入資金として約4億円が充てられる予定です。
宝塚市立病院の現状と建て替え計画
1984年に開院した宝塚市立病院は、31の診療科と約400の病床を備え、地域医療の中心的役割を担ってきました。しかし、築40年を超える建物や設備の老朽化が進行しており、市は2031年度の新病院開院を目指して建て替えを決定しています。建て替えには約400億円の費用が見込まれ、その財源確保が課題となっていました。
寄付者の思い
岡本さん夫婦は、「病院の建て替え費用が莫大で市の財政に大きな負担になると聞いた。宝塚市、宝塚市民のためになるのであればとの思いで寄付をすることとなりました」とコメントしています。
市民の反応
この巨額の寄付に対し、宝塚市民からは称賛の声が上がっています。
- 「びっくりしました。すごいですよね、もう考えられないぐらいで。ありがたいことですね、すごく」
- 「ものすごくいいことやと思う。公の事業に寄付してくれたら非常に助かる。特に宝塚市は赤字気味やから」
- 「ありがたいですわ。市政もお金がない、大変だとお聞きしているので、本当に頭が下がります」
寄付者の背景
岡本光一さんは、キーエンスの創業期からの社員であり、同社の株式を1.2%所有しているとされています。これにより、年間数十億円の配当収入があると推定されます。総資産は約1800億円とも言われており、今回の寄付額である254億円はその一部に過ぎません。このような巨額の寄付を行える背景には、岡本さんの経済的成功があると考えられます。
まとめ
宝塚市の70代夫婦による約254億円の寄付は、市立病院の建て替えと医療機器の充実に大きく貢献するものです。市民からは感謝と称賛の声が寄せられており、地域医療の発展に寄与するこの寄付は、今後の宝塚市の医療環境を大きく向上させると期待されています。
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